福祉ではなくビジネスとして成長・貢献するために
4小松里香
指導員・企業在籍型ジョブコーチ / 横浜業務サポートセンター
- 経歴を教えてください
親会社サザビーリーグの情報システム部から、業務サポートセンター立ち上げのため、現在の部署に異動しました。8年間、現在の業務を担当しています。
当社は特例子会社ですが、指導員は総務・人事部出身ではなく、全員がブランドビジネスを営んでいる親会社の現場業務出身です。
各業務サポートセンターごとに業務内容が様々ですが、親会社での業務経験を、障がい者社員への業務指導やクライアントとのコミュニケーションに活かしています。
- 指導員の業務内容を教えてください
当社では全ての業務を障がい者社員が担当していますので、業務についてクライアントとの調整や、障がい者社員からの質問や相談対応、最終チェックや納品を担当しています。社員が成長するためのサポートとして面談も行なっています。

- 発達障がい者と業務を行う上で注意していること
環境や制度は障がい者社員向けに整えていますが、指導員は日常業務で障がい者と働いているという意識は持っていません。
当社ではチャレンジングな業務もあるので、障がい者社員にプレッシャーがかかる状況も珍しくありません。その場合も指導員が手を差し伸べるのではなく、社員が自力で完遂するために必要な最小限のサポートを行なっています。
当社で行っていることは、発達障がい者と業務を行う上だけではなく、どの企業でも当たり前に実施すべきことだと考えています。
- 今後の目標について聞かせてください
横浜業務サポートセンターは現在28名の障がい者社員が活躍しています。9年目を迎えて、ITセンターとして、業務の幅よりも深さを追求していきたいですね。これまでの経験から、障がい者社員はOutputを評価されることで、自信につながっていることを実感しています。引き続き、障がい者社員一人ひとりの強みを活かすことで、親会社に業務成果で貢献していきたいと考えています。